肝がんが発祥したときのために知っておくべきこと

肝がんの自覚症状

 

肝がんに限らず、がんという病気は命を落とす可能性がある大きな病気ですから、少しでも早く発見して治療することが大切です。そこで重要になるのが、自分の体の異変にいち早く気づく事です。

 

肝がんで起こる可能性がある症状というと、初期の段階ではお腹の右上あたりの痛みや重圧感、体のだるさ、微熱、食欲不振などが挙げられます。
肝がんが進行していくにつれて、お腹の右上あたりにしこりを感じるようになったり、出血しやすくなったり、黄疸が目立ってくるなどの症状が現われ、さらに進行してくると突然の腹痛や貧血に襲われるようになります。
ここまでの症状になってくると、肝がんが末期の状態まで進行していると考えられるのが一般的のようです。

 

このようなことから、異常を感じた時にはすでに肝がんが進行しているというケースが少なくないのですが、それには理由があります。
肝がんで侵される肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれるように、異常が起こったとしても自覚症状が表れにくい場所だからです。
そのため、初期の段階では自覚症状がほとんどないのが一般的で、中には、肝がんがかなり進行しているのにもかかわらず、全く異常を感じないという方もいらっしゃるようです。

 

また、だるさや食欲不振などは直接がんと結びつかない症状と言うこともあって、風邪や疲労などとして対処してしまうということも多くあります。
自己判断するのはとても難しい病気ですので、異常を感じていなくても検査することが大切だと言えるのではないでしょうか。