肝がんの最新治療法
肝がんを抱えている方の中には、今取り組んでいる治療よりも効果的に進められる治療法を求めている方もいらっしゃるかもしれません。現代の医学は、目覚ましい進歩を見せていますから、日々新しい治療方法が生みされています。そこで今回は、肝がんはもちろん、がんの治療の最新治療法をご紹介します。
「がん樹状細胞療法」です。この方法は、免疫療法に分類する治療法で、樹状細胞というものの力をがん退治に利用したものです。
樹状細胞というのは、私達がもともと持っている「免疫」という力を司る働きを持っています。
この細胞に、肝がんなど、がんを攻撃させることを認識させることで、がんを死滅させるというものです。
この治療を受ける場合、まずは治療を受ける方から肝がんなどのがん細胞を摂取します。
摂取した細胞を利用して、その特徴を樹状細胞に認識させます。
その人のがんの特徴を覚えた樹状細胞は、どのように攻撃すればがんか死滅するかを理解しているので、指令を出す準備が整った細胞達を人工的に増やしていきます。
そして、そこで作られた優秀な細胞達を、患者の体へ投与していくというようになります。
がん樹状細胞療法という治療方法は、入院の必要もなく化学療法で起こる副作用の心配もありません。
さらには、通院しながら肝がんなど、がんの治療ができる画期的な治療方法となっています。
しかし、この方法は保険診療外の治療方法となっていますので、１回の細胞投与で２０万円程度の費用がかかるようです。
一般的に５回程度の投与が必要になるそうですから、高額な費用が必要になることを覚えておくようにしましょう。